2014/07/29

1987年の遺物

自動二輪の免許を取ったのは、免許証を見ると昭和62年7月1日。8月に北海道へ旅行に行くから免許を取れということで急遽取得。さらに免許交付早々にバイクも購入した。

いきなり本番の北海道は辛かろうと、友人と一緒に実家(伊豆)へツーリング。バイクを購入して2週間目ぐらいのことだったと思う。実家に一泊した帰りに、亀石峠を越えて東伊豆の海岸線に向かう途中に転けた。左回りのブラインド複合コーナー。奥に行くに従ってRがきつくなるやつ。初心者は慌ててブレーキを掴んでしまい転倒。反対車線の路肩で止まった。対向車がいなかったのが幸い。手のひらと右肩を損傷したと思う。

その右肩のキズは、当時えぐれて穴が開いたような感じになっていた。初めての事故の動揺とかだろうか、貧血気味でめまいがしながらもバイクにまたがって近くの病院まで自走し、治療してもらった。

それからしばらくして、そのキズはふさがり、さらに穴をふさぐために肉がついて固くなっていた。と思っていたのだが。

いまから数ヶ月前、そのキズの部分が透明なものになっていることに気がついた。最初は透明な幕が張っているのかと思っていたのだが、触ってみると堅い。それからしばらくするとその透明な物質が盛り上がってきた。 内分泌物が固まって押し出されてきたのだろうと経過観察。




押さえると少し痛いのは以前からだったが、とれるものなら取ってしまおうと、昨日、平日に休みを取ったので近くの総合病院へ行った。

移転したばかりのきれいな総合病院で受付を済ませ、待つこと1時間。診療室に入り、肩を見せると「ガラスかプラスチックですね」と。分泌物って事はないですか?と聞くが「ないですよ」と一蹴された。いつ刺さったのか思いを巡らせるが、件の事故でしかあり得ない。「まあ詮索はやめましょう」とまたも初老の医者に言われ、摘出の処置をしてもらう段取りとなった。

それから5分ほど待合室で待たされ、処置室に呼ばれた。簡易ベッドに横たわってTシャツの袖をまくり、あとは手術でよく使う穴の開いた青い紙を患部に貼り付ける。消毒のイソジンみたいなのを塗りたくり、麻酔の注射。最初はちくっとしたがすぐに何も感じなくなった。ハサミでチョキチョキしたり ぐりぐり動かしたり、処置は直接見られなかったが、数分格闘してその異物がとれた様子。その後、3針縫合してお終いとなった。患部はすぐにガーゼを乗せて防水テープで固定されたのでどうなったかは解らない。とれた異物を記念にもらえないかと看護婦にいってみたがカルテに貼るのでだめだって言われた。写真だけ撮らせてもらった。


意外に長い。こんなのが27年間も右肩に入っていたのか。見えていた部分は右側の平らな部分だったが、こんなに根があったとは....。長さは大体1cmくらい。よく、体に異物が入っていても普通に暮らしてるなんて話を聞くが、自分もそうだったとは。

治療費は、初診料等諸々を含めて1万円ちょっと。薬は抗生物質を3日分で400円ちょっとだった。あと、毎日消毒しなきゃ行けないとのことで、ドラッグストアでマキロンとガーゼと防水テープを買って帰宅した。

自宅で消毒時に撮ったもの。


0 件のコメント:

色々な画像ファイル形式をhtmlに埋め込む(PHP)

画像をhtmlに埋め込む際、単一の場合は img/src、複数の拡張子を指定すると img/source/srcsetに展開してくれる便利関数。また、単一拡張子のみが指定されている場合は、ブラウザのサポート状況に応じ、avifやwebpの拡張子を持つ同名のファイルがある場合は[a...